恋愛のカラクリ

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世界的に見ても恋愛は当たり前のようにもてはやされています。映画やドラマなどでは恋愛がストーリーに組み込まれているし、学生のころから周りの人達は恋愛に命をかけていました。恋愛から結婚へ発展するケースは現代の日本では主流になっています。人間はなぜそこまで恋愛にこだわるのでしょうか?

恋愛というのは愛情を他人から要求する行為です。十分に親から愛情を与えられてきた人は愛情で満たされているので、他人に愛情を求める必要がありません。ということは、私も含めて世の中のほとんどの人達は親から愛情を十分に受け取っていないことになります。愛情の飢餓状態とも言えるし、愛着障害とも言えます。

自分の親、特に母親に愛着障害があるとどうなるでしょう?母親は愛情に飢えているので、最初は旦那から愛情を得ようとしましたが、十分に得られないことが分かると、子供が欲しくなります。子供が生まれると子育てはしますが、愛情を子供から得ようとします。本末転倒です。子供は母親に答えることで必死になります。そして母親から愛情を得ようとします。

母親は子供から愛情を得ようとして、子供は母親から愛情を得ようとする。もしくは母親の愛情欲求に答えようとする。これはまさしく恋愛そのものではないでしょうか?我々は生まれた時から親と恋愛をしているのです。女性は父親と恋愛をすることになります。反抗期になり、親がうざくなってくるとクラスメイトへ恋愛対象が変わります。

恋愛する相手が毎回同じようなろくでもない人になってしまうのは、自分の親と同じような人を無意識に選んでしまうからです。生まれたころから親に対応することを身に付けているので、親に似た人と接するのは楽ですし、家族のような感覚になります。これを運命の赤い糸で繋がるとか、ソウルメイトなどと解釈しているわけです。

どうでしょう。恋愛のカラクリが少しは見えてきたでしょうか?恋愛にはもう一つ特徴があります。それは中毒性があることです。恋愛をしている時は気持ちがよくなる脳内物質が出ているので、ドラッグをやっているのと同じです。恋愛を一度経験すると止められなくなるのはこれが原因です。しかし、どのような恋愛も何年かすると冷めてしまいます。脳内物質が出なくなります。すると相手とは別れて次の恋愛を求めるのです。

2015年4月21日

せいじ
せいじhttp://www.pay-forward.net
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